【2026年版】請求書の作り方|必要項目・作成方法5選・無料ツールの選び方を解説

請求書の作り方を、必要項目から作成・確認・送付まで6ステップで解説。Excel・テンプレート・オンラインツール・会計ソフトなど5つの方法や、無料ツールの選び方、インボイス制度の確認ポイント、よくあるミスも紹介します

中島みお
中島みおは、Readdyのコンテンツエディターです。Webサイト制作、AI技術、デジタルマーケティングに関する情報を発信し、個人や企業がより簡単にオンラインプレゼンスを構築し、ビジネスを成長させるためのヒントを届けています。
先に答えを言うと、請求書は発行者・宛先・取引内容・金額・税額・支払期日・振込先をそろえれば作成できます。月に数通ならテンプレートやオンラインツール、定期発行や複数人での管理が必要なら請求書・会計ソフトを検討するのが現実的です。
「請求書を今日中に送りたい」「無料で作れる方法を知りたい」「インボイス制度に対応した書式か不安」と感じている方は多いでしょう。検索結果には、クラウドサービス、スマホアプリ、無料テンプレート、登録不要のWebツール、比較記事、動画が並んでいます。
このキーワードで必要なのは、知識だけではありません。取引先に差し戻されず、支払い処理につながる請求書を、必要なタイミングで作ることです。
請求書は事務作業の最後にある書類ではなく、取引の信頼を形にするものです。見た目を整える前に、情報が正しく、相手が確認しやすく、あとから探せる状態になっているかを確認しましょう。
【この記事でわかること】
- 請求書は、金額だけでなく取引内容・税額・支払期日・振込先まで明確にする。
- 単発の請求ならテンプレートやWebツール、継続的な請求なら管理しやすい仕組みを選ぶ。
- 「無料」だけで判断せず、PDF保存、必要項目、税率、送付方法、保存方法を確認する。
- 作成、確認、送付、控えの保管までを一つの業務として扱う。
- インボイス制度に関わる場合は、自社の登録状況と取引内容に合わせて記載事項を確認する。
請求書とは?最初にそろえたい必要項目
請求書とは、商品やサービスを提供した側が、取引先に対して代金の支払いを求めるための書類です。決まったデザインがあるわけではありませんが、受け取った人が「誰から、何について、いつまでに、いくら支払うのか」を判断できる必要があります。
作成ツールを選ぶ前に、次の情報をそろえておくと入力が速くなり、確認漏れも減らせます。
| 項目 | 確認するポイント | よくあるミス |
|---|---|---|
| 書類名・請求書番号 | 「請求書」と分かる名称を記載し、必要に応じて重複しない番号を付ける | 書類名が曖昧、番号が重複する |
| 発行日 | 実際の発行日を入れ、日付形式を統一する | 納品日や前回の日付をそのまま残す |
| 宛先 | 法人名、部署名、担当者名、敬称を取引先の指定どおりにする | 略称や旧社名を使う |
| 発行者情報 | 氏名または屋号・会社名、住所、連絡先を記載する | 契約書やメール署名と表記が異なる |
| 取引内容 | 品目、サービス、案件、対象期間を相手が分かる粒度で書く | 「作業費一式」だけで終える |
| 数量・単価・金額 | 明細、小計、消費税、合計を確認できる形にする | 合計額だけを記載する |
| 税額・税率 | 税込・税抜の表示と税率の扱いをそろえる | 税率が混在し、計算根拠が分からない |
| 支払期日・振込先 | 具体的な期日、金融機関名、支店名、口座情報を記載する | 「月末まで」だけ、または古い口座情報を載せる |
| 備考 | 案件番号、発注番号、対象期間などを補足する | 本文に書くべき重要情報を備考に押し込む |
たとえば「制作費 一式」だけでは、経理担当者がどの案件の請求なのか判断しにくいことがあります。「2026年8月分 Webサイト保守費用」や「LPデザイン・実装費(2026年8月納品分)」のように書けば、見積書や発注内容と照合しやすくなります。
見積書・納品書・請求書・領収書の役割
似た書類でも、役割は異なります。
- 見積書:取引前に、価格と条件を提示する。
- 納品書:商品やサービスを提供・納品したことを示す。
- 請求書:支払いを求める。
- 領収書:代金を受け取ったことを示す。
取引先から複数の書類を求められる場合は、案件名、品目名、金額、番号のルールを最初からそろえておくことが大切です。書類ごとに表現が違うと、相手の照合にも、自分の再発行にも時間がかかります。
請求書作成の方法は5つ|選び方は「件数」と「運用」で決める
請求書作成の方法は、無料かどうかだけで決めるものではありません。月に何通出すのか、取引先が指定書式を持っているか、外出先で対応するか、誰が確認するかによって最適な方法は変わります。
| 作成方法 | 向いている人 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Excel・表計算ソフト | 指定フォーマットがあり、細かく調整したい人 | レイアウトの自由度が高い | 古い宛先・日付・数式が残りやすい |
| 請求書テンプレート | まず1通を早く作りたい人 | ゼロから表を作らずに済む | 必要項目の確認は自分で行う |
| オンライン請求書作成ツール | 入力からPDF保存までを短く進めたい人 | 計算・出力を一つの流れにしやすい | 無料範囲と保存方法はツールごとに異なる |
| スマホアプリ | 移動中や現場で請求業務を進めたい人 | 外出先で確認・作成しやすい | 小画面では明細やレイアウトを見落としやすい |
| 請求書・会計ソフト | 定期発行、複数人管理、入金管理が必要な事業者 | 複製、履歴、権限、承認を管理しやすい | 初期設定、費用、運用ルールが必要 |
Excel・テンプレートが向いているケース
月に1〜2通程度で、取引内容が単純なら、Excelや請求書テンプレートから始めても問題ありません。取引先からExcel形式を指定されている場合にも対応しやすい方法です。
ただし、過去の請求書を複製するときは注意が必要です。宛先、発行日、対象期間、支払期日、振込先、数式、備考欄が前回のまま残ることがあります。複製は便利ですが、最終確認を省略する理由にはなりません。
オンラインツールが向いているケース
「表を作る時間を省きたい」「計算とPDF化までを一度に進めたい」という場合は、オンラインツールが向いています。入力項目に沿って進められるため、請求書の形そのものを作る作業を減らせます。
ただし、ツールが自動的に取引条件や税務判断を保証するわけではありません。現在の無料範囲、PDF保存、必要な税率表示、データの保存方法、継続利用時の条件を確認してから使いましょう。
請求書・会計ソフトが向いているケース
毎月同じ取引先へ請求する、入金状況を追いたい、営業担当と経理担当が分かれている場合は、請求書・会計ソフトの導入を検討する価値があります。
この段階で重要なのは、機能の数ではありません。「誰が作成するか」「誰が確認するか」「どこに確定版を保存するか」「修正時に誰が更新するか」を決められるかどうかです。仕組みがあっても運用が曖昧なら、二重発行や誤送付は防げません。
迷ったときの簡易診断
次の三つに答えると、方向性を決めやすくなります。
- 同じ形式の請求書を月に何通発行するか。
- 作成者以外に確認者や入金管理者がいるか。
- 見積書、納品書、請求書に同じ情報を何度も入力しているか。
月に数通で確認者が自分だけなら、テンプレートやWebツールから始める方が負担を抑えやすいでしょう。再入力や過去データを探す時間が増えてきたら、ソフト比較を始めるタイミングです。
請求書を作成する6ステップ|作成から送付まで

1.取引条件の根拠をそろえる
最初に確認するのは、見積書、発注書、契約書、メールなどにある取引条件です。品目、数量、単価、対象期間、税の扱い、支払期日、振込先を確認します。
請求書は、新しい条件を提示するための書類ではありません。合意済みの内容を、相手が処理できる形で伝えるための書類です。納品後に追加作業や値引きが発生した場合は、請求書を作る前に、変更後の条件を双方で確認しましょう。
2.今回の取引に合うフォーマットを選ぶ
単発の請求ならテンプレートやオンラインツールで十分なことがあります。毎月同じ内容を請求するなら、取引先名、案件名、支払条件を再利用しやすい形式が向いています。
デザインを整えることより、相手が必要な情報を見つけやすいことを優先してください。宛先、明細、合計額、支払期日、振込先の位置が毎回大きく変わらない方が、取引先にも自分にも確認しやすくなります。
3.宛先・発行者・明細を入力する
宛先は、正式な法人名、部署名、担当者名、敬称を使用します。社内で普段使う略称があっても、請求書では取引先の指定表記に合わせるのが安全です。
明細は、何の対価なのかが分かるように書きます。
- 避けたい例:作業費
- 分かりやすい例:商品撮影費
- より具体的な例:2026年8月 新商品撮影・画像補正費
- 継続契約の例:2026年8月分 Webサイト保守・更新費用
具体的に書く目的は、文章を長くすることではありません。取引先の担当者や経理担当者が、見積書・発注書・納品内容と照合できるようにすることです。
4.金額・税額・合計額を確認する
自動計算を使う場合も、手入力の場合も、次の関係を確認します。
明細の小計 + 消費税 = 請求合計額
税込と税抜の表示が混在していないか、複数税率がある場合に区分できているか、値引きや前受金をどこに反映したかも見直してください。
金額が大きい取引、条件が複雑な取引、初めての取引先への請求では、作成者とは別の人が確認するか、時間を空けてもう一度見直す方法が有効です。数分の確認で、再発行や説明の手間を減らせます。
5.プレビューしてPDFにする
送信前には、受け取る側の視点でプレビューします。
- 法人名、住所、明細が途中で切れていないか。
- 発行日、対象期間、支払期日が今回の取引に合っているか。
- 数量、単価、小計、税額、合計額が一致しているか。
- 振込先が現在使っている口座か。
- 前回の顧客情報や古い備考が残っていないか。
- PDFに空白ページや不要な改ページがないか。
PDFにして保存することで、閲覧環境によるレイアウト崩れを抑えやすくなります。メール添付、社内共有、紙での提出が必要な場合にも扱いやすい形式です。
6.送付記録と控えを残す
メールで送るときは、件名だけで内容が分かるようにします。
例:【請求書送付】2026年8月分 Webサイト保守費用
本文には、請求書を添付したこと、対象案件または対象期間、支払期日、問い合わせ先を簡潔に書けば十分です。請求書の明細をメール本文で繰り返す必要はありません。
最終版のPDF、送付メール、見積書、発注書などの根拠資料は、取引先ごとまたは案件ごとにまとめて残します。ファイル名も一定のルールにすると、後で探しやすくなります。
例:請求書_取引先名_2026-08_001.pdf
初回の取引先に請求書を送る場合は、会社名や連絡先が分かるReaddyのメール署名作成ツールで送付メールの署名を整えておくと、問い合わせ先が明確になります。ただし、この導線は送付の文脈に限り、記事内で何度も繰り返す必要はありません。
無料ツールを選ぶ前に確認したいこと
「無料」「完全無料」「登録不要」は魅力的ですが、それだけで選ぶと後から作り直しが必要になることがあります。無料ツールを使う前に、次の点を確認してください。
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 必要な明細・税率を入力できるか | 取引内容に合わない書式では再作成が必要になる |
| PDFとして保存できるか | 送付・保管・印刷の基本になるため |
| 発行件数や保存に条件があるか | 継続利用時の負担を把握するため |
| 見積書・納品書にも対応するか | 関連書類をまとめたい場合に役立つため |
| スマホで確認できるか | 外出先での修正や送付が必要な場合に重要 |
| インボイス制度に関する項目があるか | 自身の取引で必要な記載事項を確認するため |
| データをどう扱うか | 顧客情報や取引情報を入力するため |
月に一度しか請求書を作らないなら、最初から複雑なシステムを導入する必要はありません。一方で、毎月数十通を発行するなら、無料で始められるかより、誤送付や再入力を減らせるかの方が重要になります。
インボイス制度で確認したいポイント

インボイス制度に関わる請求書では、「インボイス対応」と書かれたテンプレートを使うだけでは十分とは限りません。適格請求書発行事業者としての登録状況、取引内容、取引先の要請に応じて、必要な記載事項を確認してください。
一般に、適格請求書として扱う場合には、次のような項目を確認します。
- 適格請求書発行事業者の氏名または名称と登録番号
- 取引年月日
- 取引内容
- 税率ごとに区分した対価の額と適用税率
- 税率ごとに区分した消費税額等
- 書類の交付を受ける事業者の氏名または名称
ここで挙げたのは、作成時の確認観点です。免税事業者、簡易課税、海外取引、立替精算、軽減税率対象品目がある取引などでは、扱いが変わる場合があります。自社のケースに当てはめる際は、公開時点の国税庁などの一次情報を確認し、必要に応じて税理士等へ相談してください。
請求書作成で起きやすいミスと防ぎ方

テンプレートを使えば内容も正しいと思い込む
テンプレートは書式を用意してくれますが、取引内容を確認してくれるわけではありません。前回の宛先、支払期日、口座情報、対象期間が残っていないかを確認しましょう。
送付前チェックリストを作り、毎回同じ順番で確認するとミスを減らせます。
合計額だけを見て送る
合計額が正しくても、明細や対象期間が違えば差し戻されることがあります。取引先は、請求書の合計額だけでなく、見積書や発注内容と明細を照合します。
品目、数量、単価、小計、税額、合計額を順に確認してください。
取引先の受領ルールを確認しない
取引先によって、PDF添付、指定ポータル、郵送、ファイル名の指定など、請求書の受け取り方は異なります。請求書を作ったことと、相手が処理できることは同じではありません。
初回取引時に、送付先、送付方法、締め日、必要な添付資料を確認し、次回も見られる場所に記録しておきましょう。
作成のタイミングを決めない
請求書の作成を「月末にまとめてやる」としてしまうと、納品内容の確認や送付が遅れやすくなります。納品後すぐ、締め日の翌営業日、担当者確認後など、自社に合うタイミングを決めましょう。
個人で運営している場合も、「明細確認」「請求書作成」「送付」「入金確認」を別のタスクとして管理すると、業務が一度に重くなりません。
Readdy 請求書作成ツールが向いている場面
すでに取引内容、金額、支払期日が決まっており、入力からPDF保存までを短く進めたい場合、オンラインツールは選択肢になります。
たとえば、フリーランスのWebデザイナーが納品後にその日のうちに請求書を送りたい場合、または開業したばかりの事業者が会計システムを本格導入する前に最初の請求書を作りたい場合です。このような場面では、空白の表計算シートから作るより、入力項目が用意されたツールの方が進めやすいことがあります。
Readdy 請求書作成ツールでは、売り手と買い手の情報、支払期限、税金、数量、単価などを入力し、小計・消費税・合計金額を自動計算できます。作成後はプレビューで確認し、PDFとして保存できます。

公式ページでは、テンプレート、インボイス制度対応、印刷、スマートフォン・タブレットでの利用、多通貨対応も案内されています。基本機能は無料で利用可能です。
一方で、ツールは取引条件の確認や個別の税務判断に代わるものではありません。複雑な承認フロー、会計連携、入金消込、長期の債権管理が必要な場合は、専門ソフトも含めて比較する方が適しています。
よくある質問
請求書に印鑑は必要ですか?
必ずしも必要ではありません。取引先の要請、契約、社内ルールに従って判断してください。印鑑の有無より、取引内容、発行者情報、金額、支払条件が正確であることが重要です。
個人事業主でも無料の請求書テンプレートを使えますか?
使えます。発行頻度が低く、取引内容が単純なら便利な方法です。ただし、支払期日、振込先、税額、インボイス制度に関する必要項目は自分で確認してください。
請求書はExcelで作成してもよいですか?
作成できます。レイアウトを調整しやすい反面、コピー元の宛先、日付、数式が残るミスに注意が必要です。最終版はPDFにし、表示と内容を確認してから送付しましょう。
請求書に消費税は必ず書く必要がありますか?
取引条件と適用制度に応じて、金額と税の表示を明確にします。適格請求書に該当する場合は、税率ごとに区分した対価の額や消費税額等の確認が特に重要です。
請求書とインボイスは同じですか?
完全に同じではありません。請求書は支払いを求める書類全般を指します。適格請求書は、インボイス制度における記載要件を満たした書類です。
スマホで請求書作成はできますか?
スマートフォン対応のツールなら、外出先で入力や確認ができます。ただし送信前には、宛先、明細、金額、レイアウトをプレビューで確認してください。
支払期日はどう決めればよいですか?
支払期日は、契約や見積もりで合意した条件に従って記載します。請求書を作る時点で独自の期日を設定するのではなく、取引先の締め日・支払いサイクルも含め、事前に確認した条件を反映してください。
請求書番号は必要ですか?
必須ではない場合でも、再発行や問い合わせ時に書類を特定しやすくなります。発行件数が少なくても、年月と連番など、自分で追えるルールを決めておくと管理しやすくなります。
まとめ
請求書作成で優先すべきことは、最も多機能なツールを選ぶことではありません。取引内容、金額、税額、支払期日、送付記録、控えを一つの流れで正確に管理することです。
- たまに請求書を出す個人事業主:テンプレートやオンラインツールで、送付前チェックの習慣を作る。
- 定期的に発行するフリーランス:番号、ファイル名、案件名、送付方法を標準化する。
- 複数人で処理する事業者:権限、承認、保存、会計連携を含めて運用を設計する。
- 取引条件が複雑な事業者:請求書作成前に、税務上の扱いと取引先の要件を確認する。
合意済みの取引情報が手元にあり、まずは自動計算とPDF保存に対応した請求書を1通作成したいなら、Readdy請求書作成ツールを確認してみてください。請求書作成の後に事業用サイトも整えたい場合は、Readdy AIサイトビルダーも活用できます。

中島みお
中島みおは、Readdyのコンテンツエディターです。Webサイト制作、AI技術、デジタルマーケティングに関する情報を発信し、個人や企業がより簡単にオンラインプレゼンスを構築し、ビジネスを成長させるためのヒントを届けています。


